合格した人は1つの教材を「5回くらい」繰り返しています。
たまたま身近に、入学試験や各種資格試験などの成功体験を持つ人がいれば、「いちばん薄い問題集でいいから5回繰り返しなよ」と言うはずです。心ある人ならそう言います。
あの教材もいいよ!この教材もいいよ!なんて言われて、あれこれ何冊もやると、なかなか受かりません。
もちろん、「あの教材に書いてあって、この教材に書いてない」こともあるでしょう。
でも、100点取らなくていいのです。60点取れれば合格なのですから、100点取れる内容が書いてなくても別にいいのです。
7割取れるための知識を、脳みそに記憶させれば、合格です。6割ギリギリを目指してしまうと、「あと一問で合格だったのに!」という結果になりかねないので。
どの教材も「これを完璧にすれば合格点届く」ようにできているはずです。
だから、自分が「コレ!」と思った1つの教材を完璧にした方がいいのです。
ちなみに「テキストを5回読んだのに落ちた」と言う人の話を聞いたことがあります、、、ですが、その人が頭が悪いわけではありません。全然悪くありません。
問題集は5回もやれば満点取れるようになるでしょうが、テキストを5回読んでも頭に入っているかどうか?確認するのは難しいですよね。
わりと有名だと思うのですが、山口真由さんという凄い頭脳を持つ方(東大法学部を首席で卒業し、司法試験合格、国家公務員第一種試験問題も一発でクリア)が「教科書を7回読むだけで、断然トップになれた!」とお話されています。
山口さんのような、すんごいエリートでさえ、7回読んでいるのですよ!?
しかも、「5回目くらいから、急に頭に入ってくる。3回目まではあくまで土台作りで、全体の理解度は2割程度。5回目に読む頃には、教科書の理解度が2割からいきなり8割に跳ね上がっているのですよ」と発言されています。(参考:プレジデントファミリー2014年4月号インタビュー記事)
もちろん、保育士試験は、司法試験じゃないので、テキストをサラっとよんで一発合格した人もいるでしょう。でも、それはその人が元々持っていた知識もあるし、素地、運など、個人的な事です。
ネットには、「○か月で一発合格!」という武勇伝がたくさん載っています。
ですが、その記事のアドバイス通りに勉強したとして、なかなか過去問が正解できない時があるかもしれません。
そんな時は、山口さんのような頭脳の持ち主でも、テキストを7回読んでいることを思い出しましょう。
そんなにすぐに過去問が解けなくても、いいのです。
自分のできる方法で、一つの教材を繰り返せば、受かるのです。
楽しく学べる教材が、ネットにはたくさん無料で載っています。
書店やアマゾンや楽天で買っても、数千円で済むでしょう。
まずは一つ、お気に入りの教材を、見つけましょう。
